米軍個人運搬装備・アリスパックについてまとめました。
使い方やバックパック構造、サイズ別容量をオードナンス製の画像付きでわかりやすく解説します。
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アリスパック(ALICE PACK)
「アリスパック」とは、1960-70年代から現在まで、軍の個人運搬装備で使われているバックパックです。
「All-purpose Lightweight Individual Carrying Equipment」の頭文字をとって「ALICE」、リュック(PACK)を合わせて「ALICE PACK」とされます。
アリスパック(ALICE PACK)
ショルダー、ウェスト、本体、フレームは取り外し可能で各パーツごとに交換可能。
アサルトパック(ASSAULT PACK)
アサルトパックは各パーツの取り外しはできませんが、使用用途に違いはない。
モールシステム対応のアサルトパックが一般的に普及されています。
また一般的に使用されるパックとは別にメディック専用のアサルトパックも存在する。内部構造がメディック専用になっており、医療品毎の区切りがされ中身が何かわかりやすいようクリアスリーブが付いているのがオススメだ。
米軍が実際に使っているアリスパック
災害時やキャンプ・登山でも使用
軍の長距離個人運搬で使用されるアリスパックですが、災害時の荷物運搬、登山やキャンプでも重宝します。
近年、バックパッカーや、趣味で本格的なキャンプをする方も多く、軍のみならず一般人でもアリスパックを持っている方が増えています。
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アリスパックフレーム
アリスパックは背部(背負った時は内側)にアリスフレームという頑丈な補強アルミパイプを使って、重たいアリスパックを安定して背負えるようにします。
フレームがない場合、重い荷物で生地の破れが生じたたり、背負いづらい(重さによるズレや肩への負担)などが挙げられるでしょう。
フレーム取り付け構造
アリスパックは下記4つの構成でできており、これらを組み合わせることで一つのアリスパックが完成します。
1・バッグ
2・フレーム
3・ショルダーパット(両肩)
4・ウェストパット
アリスパック本体
アリスパック収納本体。
サイズはミディアム・ラージが多く普及かつ一般的です。
ショルダーパット
肩部分のパット。調節できる仕様が基本です。
ウェストパット
腰わまりに当てるパット。
ガッチリホールドすることで安定性を向上します。
アリスパックの使い方
アリスパックの使用方法は必要な道具やキットを収納し持ち運べるようにすることが主です。
軍や自衛隊では長期任務や訓練の際にアリスパックを使用することから、
・予備マガジン/弾薬
・医療キッド
・保存食(MRE)
・寝袋
・水(補給用)
・クレイモア/予備手榴弾
・ライト/無線機
といった、長期任務で必要であろう物を収納・装備が基本。
上記の限りではなく、現場環境や任務、訓練に応じてその他や必要量を想定し装備します。
収納容量
ミディアム・ラージで比較すると大きさにかなりの違いがあります。
ミディアム(medium)容量
ミディアムサイズと言ってもかなりの収納容量があり、最低限の必要装備は丸々入ります。
・本体収納容量/約25〜30リットル(本体パックのみ)
ラージ(large)容量
ラージサイズはミディアムサイズの約1.5倍〜2倍の収納力があります。
長期化する任務や訓練ではラージサイズのアリスパックが必要になってくるでしょう。
・本体収納容量/約55〜60リットル(本体パックのみ)
ミディアムサイズに比べて2倍ほどの大きさです。
拡張(モール・モーリー・付属ポーチ)
モールシステムにてタクティカルポーチを後付け・拡張することもアリスパックの強みです。
またアリスパック本体に付属したポーチも注目すべきです。本体に+αで容量増できます。
以上が、アリスパックの構成や使用用途になります。
沖縄の米軍基地周辺では、Mサイズアリスパックに重りを入れた隊員がジョギングしている風景をよく見ます。
アリスパックカスタム
最後に、オードナンスがカスタムしたアリスパックを下記記事にてご紹介。
官給品だけではなく、実際のアメリカ隊員はカスタムしたアリスパックを使用する例も少なくありません。
アリスパックまとめ
まとめます。
アリスパックは4つの構成でできる、軍の長期任務の際に使われる個人運搬装備です。
【アリスパック構成】
・バック本体
・補強フレーム
・ショルダーパット
・ウェストパット
【収納内容】
・予備マガジン/弾薬
・医療キッド
・保存食(MRE)
・寝袋
・水(補給用)
・クレイモア/予備手榴弾
・ライト/無線機、等
モール拡張機能を使い、タクティカルポーチ類を増設することや付属ポーチでの容量増が可能です。サイズはミディアム・ラージサイズが一般的。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。